「良かった。五十嵐さん……」 荒い呼吸を整えながら、日野くんはほっと安堵した様子で私を見る。額には汗が滲んでいて掴まれた手首から伝わる熱も酷く熱い。もしかして、いや、もしかしなくても彼は私を探しにきてくれた……? 「……私のこと、探してたの……?」 「当然でしょ? っていうか捨てていかないでよ。屋内は探し辛いから本当に……ここにいることしか分かんないんだからね」