【完結】最高糖度のキミが好き



 仮に佐々木さんたちがイルカを見に来たとしても、すぐこの場を後にすれば見つからないはずだ。



 溜息を吐いて足元を見つめる。靴だっておかしいところがないようにと、服装と合っているか沢山確認した。



 トップスも、ロングスカートも、バッグも、髪形も。でもそもそも合ってないのは私と日野くんが並んで歩くことだ。



 実際佐々木さんや他のみんなは不思議そうにしていたし、今日はたまたま運が良かっただけで彼に迷惑をかけることになっていたかもしれない。そう考えると酷く申し訳なくて、惨めな気持ちになった。