【完結】最高糖度のキミが好き



 彼女の言っている言葉は正しい。正しいのに、まるで知りたくなかったことを無理やり聞かされたみたいな、今すぐこの場から逃げたい気持ちでいっぱいになった。



「え、えっと。私そろそろお母さんとお父さん、探してくるね。……じゃあ」



 踵を返して、人の行き交う通路に紛れながらその場を後にしていく。



 一瞬振り返ると日野くんは呆然とこちらを見ていて、私は振り返ったことを後悔しながら走り去ったのだった。