日野くんと共に大通りを歩いて十五分、辿り着いた水族館の中は私が想像していたものとは異なっていた。 薄暗いのは小さい頃家族で行った景色と同じだけれど、天井には浮かぶようにカラフルな照明が設置され、足元は花が咲くようなプロジェクションマッピングで彩られている。水槽も僅かに淡く青く発光してどこか幻想的だ。 「ここ、週替わりで企画展もやってるらしくて、小学生が体験学習しに来るような感じとは雰囲気違うから、五十嵐さんと落ち着いて見られるかなって」