【完結】最高糖度のキミが好き


「えっ、そんなことあるんだね……」



 あのときは両親が傍にいたけど、私が一人の時だったら危なかったかもしれない。家の中の通帳とか、全部盗られてたりとかされてたかもしれない……。





「もう春に家の点検もあって、それで次断水させて点検でしょ? これでまた秋に点検来たら危ないってことで。俺も点検続いたことあったし、何か盗まれたわけじゃないんでしょ?」



 確かに日野くんがそう言うならそうなのかもしれない。さっきまで不安だった気持ちがすっと消えていった。



 お礼を言おうとすると、彼は「悪いけど、お手洗い借りてもいいかな?」と視線をトイレのほうに向けた。