【完結】最高糖度のキミが好き



 あれから彼は「普段のお礼がしたいから、これくらいはさせて」と荷物を離すことはなかった。



 そして結局家まで荷物を持ってもらった私は、お茶でも飲んでいってほしいと彼を家に招いたのである。



 最近朝と夜しかいないリビングに、日野くんがいる。不思議な感じだ。彼はソファにちょこんと座って、部屋を見渡している。お父さんやお母さんが海外から帰ってくる度にお土産を飾っているから、壁には何をモチーフにしているか分からないぬいぐるみや、木彫りの魔除けみたいなものがたくさん並んでいる。独特な雰囲気だから気になるのだろう。