【完結】最高糖度のキミが好き


 日野くんの仕事のお手伝いをして……私の心臓が潰れかけてから一週間後。私はお盆ということでどこか寂し気なシャッター街を歩いていた。



 今日は日野くんが朝からお仕事だからと買い出しに出たけれど普段掲げられるのぼり旗は仕舞われ、商店街はどことなく悲し気な雰囲気を漂わせていた。



 心なしか遠くから聞こえる蝉の声も、いつもより小さい。



 かといってお店は全て閉じている訳じゃない。開いているお店もいくつかあって、缶詰の類はスーパーよりこっちの方が安く買うことが出来た。ずしりと重い袋を握り直して、私は周囲をぐるりと見渡す。