震える声でそう言うと、日野くんは目を細める。やがて私から身体を離して、ぽんと肩を叩いてきた。 「もう……終わりでいいや。ありがと。五十嵐さんのおかげで仕事頑張れそうだよ」 「ど、どういたしまして……」 顔が熱すぎる。日野くんから離れて深呼吸をすると、新鮮な空気が入って来て気持ちがいい。緊張で完全に息止めてた。冷たい空気が美味しい。