【完結】最高糖度のキミが好き




 一等甘い声に飛び退きそうになった。吐息が首筋にかかっていて、振り向くことすらできない。鏡に恐る恐る目を向ければ、日野くんが私を背後から抱きしめているところだった。後ずさることもできず身を縮めると、捕まれた手首に込められた力が強められ、さらに距離が狭まる。



「……ね、さっき言ってたの、五十嵐さんって、今まで好きな男いなかったって本当?」



「え、え、ひ、日野くん?」