朝練に向かっていく運動部とすれ違いながら教室へと歩いていく。日野くんに夕食を作る時間が増えた分学校に到着する時間は遅くなるかと思ったけれど、そんなことはなかった。 日持ちして傷みにくいものは完成させ、そうでないものも夜のうちにある程度仕込みを済ませていたからかもしれない。 梅雨の切れ間を喜ぶようにグラウンドでは野球部が校庭のとんぼかけをしていて、廊下には掛け声が響いている。いつも通りの光景、いつもと変わらない登校時間だ。