【完結】最高糖度のキミが好き





 手のひらを広げてみると、爽やかな風を含むように舞った桜は手のひらにすとんと収まる。



 周りでは商品に花弁が落ちたりしないよう慌てて庇ったりシートを被せなおしていた。



 商店街の人たちは桜に、「こんなところまで飛んでくるなんて」と呆れながらも、どこか見惚れるようにしている。