【完結】最高糖度のキミが好き






 街灯が少しずつ灯り始めた頃、あれだけ降りしきっていた雨は止み夕景が広がっていた。どんよりとした雲も消え空は雲一つなく、私は水たまりの残る道を日野くんの隣を歩いていた。



「今日はありがとうね、五十嵐さん」

「ううん、気にしないで」



 あれから雑貨屋を何軒か巡ったけれど、日野くんは無事食器を買い揃えることが出来たようだ。役に立てて良かった。



「そういえば」



 日野くんが思い出したように立ち止まると、両手に持っていた紙袋の一つに手を入れた。そして何か、ベージュ色の包みを抜き出す。