【完結】最高糖度のキミが好き



「あのさ、日野くん。そういえばお買い物のお手伝いって何をすればいいの?荷物持ちなら普段大根とか南瓜とか、お米で鍛えてるから大丈夫だけど……」



「はは、五十嵐さんに重たいものなんて持たせないよ。今日は雑貨屋に行きたくて、ほらここ」



 そう言う彼は傘を畳んだ。周りを見るとすでに屋根があって私も慌てて傘を畳む。目の前に建っていたのは海外のブランドを取り扱ったセレクトショップだった。



 確か手頃な価格帯と高級なハイブランド? のものを取り扱ってる……。みたいなことをやってるのをテレビで見た気がする。買い物カゴがバスケットになってるとかの……。うん、その後レシピ動画のアレンジコーナーを見たから、よく覚えてる。絶対にここだ。



「ここさ、結構好きでよく来るんだ。キッチン用品も取り扱ってて。俺の家、皿とかコップとか、食器? 殆ど無くて、五十嵐さんのアドバイスが聞きたくてさ。どういうのが使い勝手がいいかとか。教えてほしいんだ」



 なるほど、食器の相談かあ。作る食べるほどじゃないけど食器を見るのは好きだし、集めるのも好きだ。専門家みたいなアドバイスは出来ないけど、便利な食器や洗うのが大変な器の区別は出来る。それなら私でも役に立てそうだ。