【完結】最高糖度のキミが好き



 息を洩らす日野くんの表情に、何とも言えない緊張を感じた。心臓の奥がぐるぐるするような……さっき一緒にここに来るまでは普通だったのに、調理実習の日、あのマフィンの時みたいに胸が苦しい。

 心臓に僅かな痛みを感じつつ私がお弁当の蓋を開けると、彼は静かに手を合わせた。



「じゃあ、いただきます」