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次の日の朝、私は寝ぼけ眼をこすりながら登校する。
昨日、色んなことがあってぜんぜん眠れなかった……ふぁー、眠いなぁ。
校舎に向かってゆっくり歩いていると、
肩をポンと叩かれた。
綾羽かなと思ったら、佐野くんだった。
「はよ」
佐野くんの裏の顔を知るまでは、
明るくて活発なワンコ系男子だと思ってた。
前に俺とキスしよって迫られた時から、
印象がかなり変わったよ。
人って見かけによらないね。
「佐野くん、おはよう。なんか久しぶり?」
「あー、そういえば倉科と話すの久々だったな。
俺がよく学校サボってるから」


