篠宮くんとふたりきりで、ヒミツのキス。



***


次の日の朝、私は寝ぼけ眼をこすりながら登校する。


昨日、色んなことがあってぜんぜん眠れなかった……ふぁー、眠いなぁ。


校舎に向かってゆっくり歩いていると、
肩をポンと叩かれた。

綾羽かなと思ったら、佐野くんだった。


「はよ」


佐野くんの裏の顔を知るまでは、
明るくて活発なワンコ系男子だと思ってた。

前に俺とキスしよって迫られた時から、
印象がかなり変わったよ。

人って見かけによらないね。


「佐野くん、おはよう。なんか久しぶり?」

「あー、そういえば倉科と話すの久々だったな。
俺がよく学校サボってるから」