篠宮くんとふたりきりで、ヒミツのキス。




「え、えっと………あのっ」


動揺しすぎて、口をパクパクすることしかできない。

あまりの狼狽えっぷりに「落ち着け」とクスッと笑われた。

だって、告白されたことないんだもん!


クラスの女子からもよく話題にされている、印象的なヘーゼル色の瞳が私だけを捉えていた。

狼のようで格好良いと、篠宮くんのファンからもよく褒められているチャームポイント。


「……今すぐ返事しろとは言わない」


甘い雰囲気が漂っていたのが、真面目モードに切り替わる。


「要するに、他の奴にバレるのが怖いんだろ?」

「うん、篠宮くんのファンにバレたらと思うと……」


「じゃあ、俺らが付き合えば解決するんじゃない?
コソコソ隠れたりせずに気兼ねなくキスできるし、いざという時は俺が守れるから」


なんだか真剣に口説こうとしてるのが分かって、照れちゃうな。

返事はすぐに答えが出せないから、考えさせてほしい。


「今さらキスすんのやめてとか言われても無理。
もっと、倉科を補充させて?」


「あ、えっ、待って……んっ!」