篠宮くんとふたりきりで、ヒミツのキス。




「自慢みたいに聞こえるからあんまり言いたくないけど、俺の父親は国立大卒の弁護士で、3つ上の兄貴も同じ大学に合格して春から通ってるんだ」

「ええーっ!?すごい!超エリート家系だね!!」


私は驚きのあまり、素っ頓狂な声が出てしまった。

篠宮くんが頭いいのは知ってたけど、家族もものすごく賢いんだ。



「俺も星彩高校の受験を勧められて、今年の2月まで猛勉強してた。親も兄も星彩出身だから、強制的に受けさせられたって言い方が正しいかな」



星彩高校って……確か偏差値70後半くらいの高校だったっけ。


すごいなぁ、レベルが全然違うよ。

どれだけ私が頑張って努力しても、
絶対受からない所だ!


私が通ってる青松高校は偏差値は60で、途中で挫けそうになりながらも必死に勉強して辛うじて合格できたの。

もう勉強したくない!!って思うほど勉強してたな。


それより更に高い高校に受験した人は、もう尊敬でしかない。


篠宮くんは声のトーンを下げて、自嘲気味に笑う。


「でも、落ちたんだよ。
親から絶対合格しろって散々言われてた、星彩に受からなかった」


「あ……」