私の後頭部に回された手で、逃げることなんてできないくらいに慧くんのキスを引き続き受けた。
何度も何度も角度を変えてしてくるから、息継ぎのタイミングを忘れてしまう。
そんな時は、指でトントンとして息継ぎのタイミングを手で教えてくれるんだ。
「舌、出せるか?」
掠れたような色っぽい声にドキドキしながらも、慧くんの言う通りにすると、舌先を絡めたり、たまにちゅっと吸われたり。
とにかく、慧くんについていくのに必死!
それでも……
「そう、上手だな」
なんて褒められると、子供扱いされてる?って思いつつ、やっぱり嬉しくなっちゃうな。
気づけばそのまま両腕を慧くんの首に回して、“キスしたい宣言”より大胆な事をしていた。
そんな私に慧くんは、満足そうに口元に弧を描き、またキスをしながら背中に手を回し抱きしめてくれる。
「ねぇ……慧くん」
「ん、なに?」
「もっと、もっと、キスしたい」
「わかった、じゃあもっと口開けて。
いっぱいしよう」


