「天音がしたいようにしていーよ」
なんて言うから、じゃあ、お言葉に甘えよう。
慧くんの両頬を両手で包み、
いつも慧くんがやってるみたいに、鼻筋を少しくっつけて……唇にチュッと軽くキスをした。
「今ので終わりじゃないよな?」
「違うよ。今から私、慧くんを見習ってキス魔になるけど引かない?」
「引くわけないだろ。楽しみだ」
頭をポンポンとされたのは、私のキス魔になる合図だった。
そこから、ただただ私から慧くんにキスをしていく。
普段の自分からは想像もつかないほど、大胆なことしてるなって自覚はあるよ。
唇、頬、瞼とおでこに、目のつく場所にいっぱいチュッチュしている私と、笑顔を崩さずされるがままになっている慧くん。
……やっぱり経験豊富だから、キスされても顔を真っ赤にして狼狽えることはしないんだ。
「ねぇ、はむはむしていい?」
「ふはっ、言い方!どーぞ?」
他に言い方が思いつかなかった。
私ばっかりドキドキさせられてるから、慧くんにもドキドキさせたい!と思い、今度は最近漫画で読んで知った「ハムハムキス」をしてみる。
擽ったそうにしたのも束の間、余裕そうな表情のまま。
うーん、悔しい!
乾燥していなくて、綺麗な形の唇にかぷっと甘噛みするようにキスした。
暖かい唇が触れ、すればするほど止まらなくなってしまう。
私からキスをし始めて、どのくらい経ったかな?
慧くんはその間、私の頬を触ったり、髪を撫でたり空いてる指を絡めたりしてきて、「可愛いキスだな」なんて言いながら私にされるがまま。


