迷いなく私の不安を断ち切るから、ホッと安心した。
「天音に胸を張って隣を歩いて貰えるように、俺頑張るよ」
「ううん、頑張るのは私の方だよ。
気を遣わせてごめんね」
「謝んなくていい。
少しずつ慣れていけばいいからな」
慧くん、優しいなぁ。
私のペースに合わせてくれてるんだ。
「本音を言うと、もっと好きって言って欲しいし、触れたり甘えて欲しい。
今日だって勉強なんかよりいっぱいキスしてイチャイチャしたいけど、これからのお楽しみってことにしとくか」
……け、慧くん!?
思うがままに自分の欲望を口に出し始めて、正直焦った。
すぐ顔が赤くなり、ドキドキさせられる。
「わーっ!?
妹がいる前でそーいうこと言わないで!!」
嬉しいけど、中学生がいるから!
結音も私に似てうぶな子だから、
刺激の強いのはだめ!
「ああ、そっか。心音ちゃんごめんな」
ごめんって思ってる?って疑いたくなるほど爽やかな笑顔だね!
「……私、2階行った方がいい?」
「大丈夫、ここに居ていいよ」
ほら、結音が気まずそうにしてるじゃん!
勉強を再開しようとしても、慧くんは私の隣から離れようとしないし手も一向に離れない。
「うん、ちゃんと計算あってる」
握ってる手が利き手だから、
そろそろ離してくれると嬉しいな。


