篠宮くんとふたりきりで、ヒミツのキス。




篠宮くんは当たり前だけど体操着姿で、頭にはクラスで組み分けられた青色のハチマキを巻いて、リレー走者のゼッケンを身に着けていた。


元気なアナウンスが響く。


『いよいよ最後の競技になりました。
盛り上がること間違いなしの、クラス対抗リレーです!出場する生徒のみなさんはグラウンドに集まってください!』



もう躊躇うことはない。

このリレーが終わったら……私も篠宮くんに好きって言うんだ!


「もうすぐ出番だよね?」

「うん、あんまり時間はないけど倉科に言いたいことあって」



「ほんと?実は私もなの!
あのね、リレー終わった後にこの間の返事をしてもいい?」

「マジで?それ聞こうと思ってたんだよ。
分かった、終わったらすぐ倉科のとこに行くから」