***
微妙なテンションのまま、翌日の体育祭を迎えた。
まだ気持ちの整理はついていないけど、練習してきた成果をしっかり見せないと!
午前中に大縄跳びと玉入れ、午後は騎馬戦とダンス、それから応援合戦に全力で参加してきた。
やれることはやったつもり。
出場する種目が全部終わり、じりじりと照りつける夏の日差しから逃れるようにすかさずテントへ避難する。
あとは見学するだけ。
……はああ、暑すぎてヤバい。気を抜いたら倒れそうになるよ。
それにちょっと動いただけで体力の消費がものすごくて、すぐにバテちゃう。絶対運動不足だ。
レジャーシートに座って休憩していたら、綾羽が一本のペットボトルを渡してきた。
「おつかれー!これ、担任からの差し入れだって!」
「わぁ、ありがと!ちょうど喉乾いてたんだ」
この暑い時に冷たい飲み物は超絶ありがたい!
レモン味の炭酸飲料を受け取って、さっそく飲んだら生き返った気分になる。
うん、爽やかでおいしい。
その後は昨日の夜あんまり寝れなかったのも相まって、ボーっとして過ごしていた。
綾羽が心配そうにこっちを見てくる。
「天音、しんどそうだけど大丈夫?無理せず休んでていいよ!」
「えっ?ううん全然大丈夫!」
「天音の大丈夫は大丈夫じゃないって意味なの!あたしにはわかる!」


