ズキッ
紡がれた言葉が胸に刺さった。
私のこと……だよね?
頭が真っ白になり、なんだか続きを聞くのが怖いという思いが心を占めていく。
2人に気づかれないように、走って逃げてしまった。
篠宮くんに告白していた女の子の姿は分からなかったけど、鈴の音みたいに高くて特徴的な声だったからどんな子か予想できる。
多分、去年のミスコンで準優勝してた花澤さんだ。
ちひろちゃんと並ぶくらいのかわいい子で、
雑誌の専属モデルをやってるらしい。
私と同学年の人、美男美女ばっかりだなって改めて感じる。
ちひろちゃんや花澤さんを差し置いて、私が篠宮くんと付き合うのはおこがましいのかも。
仮に付き合えても、後ろ指を指されるのが怖い。
でも、篠宮くんに彼女ができるのもキスができなくなるのも嫌。
じゃあ、私は一体どうしたいの?
告白の返事をしようと思ってたのに、自信なくなっちゃったよ……
ここに来て、気持ちが揺らいでしまっている。
なんとか自分を落ち着かせようと、
自販機でジュースを買うことに。


