遠くで楽しそうに笑っている篠宮くんをじっと見つめていたら、さっそく綾羽に指摘された。
「また篠宮のこと見てるのー?ほんと飽きないよね!ま、イケメンをつい見てしまう気持ちは分かるけどあたしは篠宮はタイプじゃないなー!」
「だって、あんなにカッコいい人今まで見たことないんだもん!目の保養だよ!」
私が篠宮くんをストーカー並に目で追いかけてるのも、もはや綾羽にとっては当たり前になってる。
1年、2年と運良く同じクラスだったから、2年目?
我ながらちょっと怖い!
「篠宮もいいけど、隣の佐野と藍沢さんも超目立ってるって!!あの3人が幼なじみとかヤバくない!?
美男美女って、そこにいるだけで様になるよね!あたし達だけじゃなくて学校中の生徒の視線を釘付けにしてると思う!」
「うんうん、すっごく分かる!」


