門の前に立っていた兵士たちは、ゼノハルトの腕に抱かれたアルトリシアへ目を向けて、衝撃を受けたようにあんぐりと口を開けていた。
訪問を告げると慌ただしく応接間へと案内され、そこからさらに国王の居室へと招かれる。
辺境の領主が国王の私室への入室を許されるなど、普通はありえない。
それをアルトリシアが知ったのは、目的の部屋の前に辿り着いてからだった。
「申し訳ありません、ゼノハルト卿。卿の子だろうと、陛下の許しがない人物を中へ入れるわけにはいきません」
「……致し方あるまいな」
訪問を告げると慌ただしく応接間へと案内され、そこからさらに国王の居室へと招かれる。
辺境の領主が国王の私室への入室を許されるなど、普通はありえない。
それをアルトリシアが知ったのは、目的の部屋の前に辿り着いてからだった。
「申し訳ありません、ゼノハルト卿。卿の子だろうと、陛下の許しがない人物を中へ入れるわけにはいきません」
「……致し方あるまいな」

