神子、と聞いてアルトリシアの表情が微かに陰る。
それは彼女にとって妹を示すものであり、ゼノハルトの口から聞くのはなにかがひどく歪んでいるように感じられた。
「……妹が神子だって。魔石を上手に扱えるから……」
自身の首に腕を回し、顔を押し付けてきたアルトリシアを見て、ゼノハルトはなんらかの事情を察する。
「私が言っているのはそれではないな。神殿に祀られている神子エルツだ」
アルトリシアが首を傾げるのとほぼ同時に、歩いていたゼノハルトが立ち止まった。
それは彼女にとって妹を示すものであり、ゼノハルトの口から聞くのはなにかがひどく歪んでいるように感じられた。
「……妹が神子だって。魔石を上手に扱えるから……」
自身の首に腕を回し、顔を押し付けてきたアルトリシアを見て、ゼノハルトはなんらかの事情を察する。
「私が言っているのはそれではないな。神殿に祀られている神子エルツだ」
アルトリシアが首を傾げるのとほぼ同時に、歩いていたゼノハルトが立ち止まった。

