(サフィっていつも人の話を聞いてない気がする)
これはふたりに向けた言葉ではない。だから、彼らには届かなかった。
(逆にルブはちゃんと聞いてくれる。遊ぼうって誘ったらいいよって言ってくれるし。サフィはお茶のときだけは絶対付き合ってくれるけど、それ以外は適当だと思う)
直接顔を合わせて接した時間は、屋敷内にいるのが多いのもあって少ない。だが、こんなふうに頭の中でならゼノハルトよりも長く話した。だからもう、彼らがどんな人間――と呼んでいいのかはともかく――なのかをある程度理解している。
「ゼノハルトさん、転移装置ってどういうものですか?」
そう聞かれ、ゼノハルトは淡々と答える。
これはふたりに向けた言葉ではない。だから、彼らには届かなかった。
(逆にルブはちゃんと聞いてくれる。遊ぼうって誘ったらいいよって言ってくれるし。サフィはお茶のときだけは絶対付き合ってくれるけど、それ以外は適当だと思う)
直接顔を合わせて接した時間は、屋敷内にいるのが多いのもあって少ない。だが、こんなふうに頭の中でならゼノハルトよりも長く話した。だからもう、彼らがどんな人間――と呼んでいいのかはともかく――なのかをある程度理解している。
「ゼノハルトさん、転移装置ってどういうものですか?」
そう聞かれ、ゼノハルトは淡々と答える。

