息を切らしたゼノハルトは、部屋に飛び込むなりベッドの上で怯えるアルトリシアの姿を見て安堵したように肩の力を抜いた。
彼女の頬が涙に濡れていることに気付くと、乱れた呼吸を整えながら足早に近付く。
「怖い夢でも見たのか」
自身に向けて広げられた腕を見た瞬間、アルトリシアは顔をくしゃくしゃにして泣いた。自分を愛し、守ってくれる父の胸に顔を埋め、声にならない声をあげる。
「大丈夫だ。落ち着いて深呼吸するといい。紅茶を淹れさせようか。それとも、夜だが甘いものでも食べるか? 焼きたてのものがいいなら、時間はかかるが作らせよう」
ゼノハルトがアルトリシアの背中を撫でながら言う。
彼女の頬が涙に濡れていることに気付くと、乱れた呼吸を整えながら足早に近付く。
「怖い夢でも見たのか」
自身に向けて広げられた腕を見た瞬間、アルトリシアは顔をくしゃくしゃにして泣いた。自分を愛し、守ってくれる父の胸に顔を埋め、声にならない声をあげる。
「大丈夫だ。落ち着いて深呼吸するといい。紅茶を淹れさせようか。それとも、夜だが甘いものでも食べるか? 焼きたてのものがいいなら、時間はかかるが作らせよう」
ゼノハルトがアルトリシアの背中を撫でながら言う。

