意地悪などという顔ではない。姉を徹底的に虐め、痛めつける喜びに歪んだメルニエラの笑みは、もはや邪悪と呼んでもおかしくなかった。
「も、う……足、動かないの……。だから……」
アルトリシアは動けないながらも両手で自分の顔を覆い、少しでも妹から逃れようと後ずさった。
「この間、戦場の話を聞いたの」
メルニエラはいったいなんの話をしているのか。わからないながらも、アルトリシアは嫌な予感を覚えて浅い呼吸を繰り返す。
「すっごくおっきい傷ができた時は、焼いて塞ぐんだって」
彼女がなにを考えているのか、そのひと言で理解する。
「あんたのその怪我、治してあげる」
「も、う……足、動かないの……。だから……」
アルトリシアは動けないながらも両手で自分の顔を覆い、少しでも妹から逃れようと後ずさった。
「この間、戦場の話を聞いたの」
メルニエラはいったいなんの話をしているのか。わからないながらも、アルトリシアは嫌な予感を覚えて浅い呼吸を繰り返す。
「すっごくおっきい傷ができた時は、焼いて塞ぐんだって」
彼女がなにを考えているのか、そのひと言で理解する。
「あんたのその怪我、治してあげる」

