泣き叫ぶアルトリシアだが、その足が地面に落ちていた石に引っかかった。
声を上げる間もなく身体が宙を舞い、受け身を取る前に草の上を転がる。
すぐに立ち上がろうとするも、膝がずきずきと痛んで力が入らない。震えながら自身の足を見たアルトリシアは、そこが擦れて赤く染まっていることに気が付いた。
そこに足音が近付く。メルニエラだ。
アルトリシアが振り返ると、妹が満面の笑みを浮かべて彼女を見下ろしていた。
その手には父から与えられたいくつもの魔石がある。アルトリシアにはひとつとして贈られなかったものだ。
「怪我しちゃったの? 鈍臭いのねえ?」
声を上げる間もなく身体が宙を舞い、受け身を取る前に草の上を転がる。
すぐに立ち上がろうとするも、膝がずきずきと痛んで力が入らない。震えながら自身の足を見たアルトリシアは、そこが擦れて赤く染まっていることに気が付いた。
そこに足音が近付く。メルニエラだ。
アルトリシアが振り返ると、妹が満面の笑みを浮かべて彼女を見下ろしていた。
その手には父から与えられたいくつもの魔石がある。アルトリシアにはひとつとして贈られなかったものだ。
「怪我しちゃったの? 鈍臭いのねえ?」

