虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

「……どうして?」

「自分のやりたいことを見つけてほしいからだ」

「パパと一緒にいたい」

 即答され、ゼノハルトの表情が緩む。

「パパとサフィとルブと、あとティトとときどき遊べたらそれでいいの。神子なんかじゃなくていいし、お城に住めなくてもいい」

 自分で告げてから、アルトリシアは目の前が明るくなっていくのを感じた。

「私、みんなと一緒にいたいんだ」

 こんなに簡単な答えをなぜすぐに出せなかったのか。気恥ずかしくなり、ゼノハルトの腰に抱き着く。

 彼も身を屈めてアルトリシアの背中を抱き返した。

「パパはどうするの? お城の騎士に戻る?」