ティトがお昼寝をしに帰ったあと、アルトリシアはゼノハルトとふたりで城の庭園を散策していた。
柔らかな風が花壇の花を揺らして、甘い香りを振りまいていく。
「さっきの話なんだけどね」
ファイスが席を外しているのをいいことに、彼女は声をひそめる。
「パパはどうしたらいいと思う?」
立ち止まったゼノハルトとアルトリシアの視線が絡んだ。
かつては怖い人かもしれないと緊張しながら見返した瞳が、彼女を優しく捉える。
「お前の好きなようにすればいい」
「でも、ひとりじゃ決められないよ」
「決めるんだ」
アルトリシアは突き放されたように感じて不安そうに眉を下げた。
柔らかな風が花壇の花を揺らして、甘い香りを振りまいていく。
「さっきの話なんだけどね」
ファイスが席を外しているのをいいことに、彼女は声をひそめる。
「パパはどうしたらいいと思う?」
立ち止まったゼノハルトとアルトリシアの視線が絡んだ。
かつては怖い人かもしれないと緊張しながら見返した瞳が、彼女を優しく捉える。
「お前の好きなようにすればいい」
「でも、ひとりじゃ決められないよ」
「決めるんだ」
アルトリシアは突き放されたように感じて不安そうに眉を下げた。

