虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

「なにやってるんだって言われた。……今度は俺をひとりにする気かって」

 アルトリシアは、怒られたと言いながらもうれしそうなルブを、気が向いて抱き締めてみた。

「もしルブになにかあったら、私が直してあげるね」

「兄貴に嫉妬されそう」

 ルブが笑ってアルトリシアを抱き締め返そうとしたときだった。

「俺がなんだって?」

 ティトを振り切ったサフィが首を突っ込む。

「なんでもないよー」

 今の会話はきっと秘密にしておいた方がおもしろい。そう考えてアルトリシアは雑にごまかす。

 彼は不満げにしていたが、再びティトに迫られてそれどころではなくなった。