虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

「そういうのはルブに聞け。俺にゃ向いてねェ」

「ルブは狼じゃないもん」

 面倒くさがる兄と諦めない弟子を微笑ましく見つめていたルブは、思い立ったようにアルトリシアの頭をなでた。

「なあに?」

「最近、全然なでてなかったなーと思ってさ」

「子どもじゃないんだから、別にいいのに」

「子どもだろ?」

 吹き出しながら言い、ルブは申し訳なさそうな表情になる。

「ごめんな。俺がしっかりしてなかったせいで、つらい思いさせた」

「もう終わった話だよ。気にしてない」

「ちゃんと謝りたかったんだよ。今まで言えなかったから」