虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

「あとは王都に居を移す。必要なら城に部屋を用意しても構わないよ」

「お城に住めるんですか?」

 三つ目の選択肢はアルトリシアに驚きを与えた。

(お城に住むなんて、お姫様みたい)

 それに、城に住めばティトとも毎日遊べるだろう。事件を乗り越えて彼を弟のように感じていたアルトリシアは、魅力的な提案に少しだけ心を揺らした。

 一方、ゼノハルトは訝しげにしている。

「なんのためにアルトリシアを手もとに置こうとする?」

「神子からは目を離したくないというのと、ティトが喜ぶというのと。あとは君がついてくるのがわかっているからかな」