アルトリシアは胸がいっぱいになるのを感じながら、ゼノハルトの手を握った。
王国でも最強とうたわれる聖騎士のゼノハルトから決闘の誘いを受け、マイネスは完全にうろたえていた。どんな不利な条件を与えようと、自分が勝てる相手ではないとわかるだけの理性は残っている。
なにも言えなくなった彼の代わりに、ファイスが口を開いた。
「神子を虐げていたというのは事実か?」
ゼノハルトの勢いに呑まれていたマイネスは、これまでの余裕を失ってすぐに答えられなかった。彼の妻が、震える声でファイスに告げる。
「し、しつけです! 虐げていたなんて、そんな!」
王国でも最強とうたわれる聖騎士のゼノハルトから決闘の誘いを受け、マイネスは完全にうろたえていた。どんな不利な条件を与えようと、自分が勝てる相手ではないとわかるだけの理性は残っている。
なにも言えなくなった彼の代わりに、ファイスが口を開いた。
「神子を虐げていたというのは事実か?」
ゼノハルトの勢いに呑まれていたマイネスは、これまでの余裕を失ってすぐに答えられなかった。彼の妻が、震える声でファイスに告げる。
「し、しつけです! 虐げていたなんて、そんな!」

