「ですが、モーゼル卿に手を貸していたのは事実です。大切な娘を人質に取られてしまい、協力するしかなく……。本当はあのような恐ろしい所業にかかわりたくありませんでした。私も私の一族も、陛下には心からの忠誠を誓っております」
アルトリシアはぐっと自身の手を握り込んだ。本当はファイスに促されてから発言する予定だったのに、黙っていられず声を上げてしまう。
「嘘つき!」
突然立ち上がったアルトリシアに、傍聴席の無数の目が集まる。
彼女は勢いのままマイネスのいる中心部へ向かうと、さらに声を張り上げた。
「お城にも魔獣が出たことにしてティトを殺すつもりだって言ったのを聞いたんだから!」
アルトリシアはぐっと自身の手を握り込んだ。本当はファイスに促されてから発言する予定だったのに、黙っていられず声を上げてしまう。
「嘘つき!」
突然立ち上がったアルトリシアに、傍聴席の無数の目が集まる。
彼女は勢いのままマイネスのいる中心部へ向かうと、さらに声を張り上げた。
「お城にも魔獣が出たことにしてティトを殺すつもりだって言ったのを聞いたんだから!」

