「以上、申し開くことがあるならば、この場限り許される。述べたものに訂正があるのなら――」
「いずれ、この国は滅びるだろう」
モーゼルは笑っていた。
「強国におもねるだけの愚鈍な王に、人ならざる王子。なぜ、アッキアとコヌジオに怯えて生きなければならない? 二国を呑み込むだけの軍事力も資源もこの国には余るほどあるというのに!」
いまだ正体を明かされていないティトについて触れられるも、人々がそれに反応した様子はない。
「愚王の失策を憂える貴族がどれほどいるか! この国は変わるべきだった。真にミラルドを思う者の手で変えられるべきだった!」
「いずれ、この国は滅びるだろう」
モーゼルは笑っていた。
「強国におもねるだけの愚鈍な王に、人ならざる王子。なぜ、アッキアとコヌジオに怯えて生きなければならない? 二国を呑み込むだけの軍事力も資源もこの国には余るほどあるというのに!」
いまだ正体を明かされていないティトについて触れられるも、人々がそれに反応した様子はない。
「愚王の失策を憂える貴族がどれほどいるか! この国は変わるべきだった。真にミラルドを思う者の手で変えられるべきだった!」

