しかしアルトリシアは離れた席に導かれた実父の姿を見て訝しげに眉をひそめる。
「パパ、あの人……」
「……魔獣に襲われたそうだ」
マイネスには片腕がなかった。痛ましく包帯で巻いており、ときどき顔をしかめている。
自身を散々に痛めつけた腕がなくなったからといって喜べるアルトリシアではない。純粋に哀れんでいると、頭の中で声がした。
『なんで一本だけ?』
『お前のために残しておいてやったのさ』
(なにか知ってるの?)
ふたりに問いかけると、サフィが答える。
『ルブに聞きな』
『俺に投げるなよ……』
(あとで教えてくれる?)
『えーっと、俺もあんまり詳しくないからさ』
「パパ、あの人……」
「……魔獣に襲われたそうだ」
マイネスには片腕がなかった。痛ましく包帯で巻いており、ときどき顔をしかめている。
自身を散々に痛めつけた腕がなくなったからといって喜べるアルトリシアではない。純粋に哀れんでいると、頭の中で声がした。
『なんで一本だけ?』
『お前のために残しておいてやったのさ』
(なにか知ってるの?)
ふたりに問いかけると、サフィが答える。
『ルブに聞きな』
『俺に投げるなよ……』
(あとで教えてくれる?)
『えーっと、俺もあんまり詳しくないからさ』

