虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

 アルトリシアが半月以上会えなかったサフィに甘えていると、ゼノハルトが部屋に入ってくる。いつの間にか戻ってきたサフィを前に、さして驚いた様子を見せず苦笑した。

「あまりアルトリシアを不安にさせてやるな」

「パパとルブだけじゃ足りないってか。うれしい話だねェ」

 しみじみと言う彼に、アルトリシアは今日控えた裁判について伝える。

 事件の犯人たちを裁くが、実父は罪を逃れようとしている。だから自分が証言をして追い詰めるのだと。

 それを聞いたサフィは、なにを考えているか読み取りづらい笑みを浮かべた。



 王立裁判所には傍聴人を含め、多くの人々が集まっていた。