アルトリシアと囚われたティトは五歳。子どもの戯言だと言い逃れられる可能性がある。彼女も八歳にしかならない子どもではあったが、ミラルド国において八歳は兵士見習いになれる年齢だ。充分、発言権はあるものとされる。
「つらいのなら無理はしなくていい」
そう言ってくれるゼノハルトの優しさを、アルトリシアは心からうれしいと感じた。だから、新しいナイフを受け取りながら笑いかける。
「パパの力になれるなら、なんでもするよ」
「……ようやく落ち着いたところだというのに、また嫌な思いをさせてすまない」
「ううん。あの人が悪い人なんだってちゃんとわかってもらわなきゃだめだから」
「つらいのなら無理はしなくていい」
そう言ってくれるゼノハルトの優しさを、アルトリシアは心からうれしいと感じた。だから、新しいナイフを受け取りながら笑いかける。
「パパの力になれるなら、なんでもするよ」
「……ようやく落ち着いたところだというのに、また嫌な思いをさせてすまない」
「ううん。あの人が悪い人なんだってちゃんとわかってもらわなきゃだめだから」

