人間のありとあらゆる恐怖を詰め込んだような叫びを聞いて、平気な顔をしていられる子どもなどいない。アルトリシアとティトも、それぞれ特殊な力はあってもごく普通の子どもでしかなかった。
再び悲鳴が聞こえた。今度は先ほどよりも近い気がして、アルトリシアはティトを抱いたまま牢獄の隅に移動した。背中が塞がっていれば、まだ少しは恐怖を抑えられる。あとは耳も手で覆えればよかったが、ティトを抱いているため叶わない。
叫び声は途切れ途切れにふたりのもとへ届き、やがてごく近い場所で大きな物音がした。
「ぎゃああああっ!」
再び悲鳴が聞こえた。今度は先ほどよりも近い気がして、アルトリシアはティトを抱いたまま牢獄の隅に移動した。背中が塞がっていれば、まだ少しは恐怖を抑えられる。あとは耳も手で覆えればよかったが、ティトを抱いているため叶わない。
叫び声は途切れ途切れにふたりのもとへ届き、やがてごく近い場所で大きな物音がした。
「ぎゃああああっ!」

