虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

 やがて、今頃になって街の警備を行う騎士たちが駆けつけてきた。現場にいち早く到着していたゼノハルトが経緯を説明している間、アルトリシアはサフィの服の裾を掴んで待っていた。

「サフィ、ありがとう。なんだかすごい話になっちゃったけど……」

「俺はお前に応えただけだぜ」

 魔石としての力を扱うのは、その能力を持った人間以外ではありえない。彼が雨を降らせたのではなく、あくまでアルトリシアがそうしたのだ。