「願えよ。お前になら好きなだけ貸してやる」
アルトリシアはサフィに手を握られて目を閉じた。
(お願い、パパを……ここにいる人みんなを助けて)
触れた手のひらがひやりと冷たい。まるで水の中に手を浸しているかのようだ。
その冷たさが少しずつ伝わってアルトリシアの中に流れ込んでくる。
(これが魔石から力を引き出すってこと……?)
器に水を注ぐように、アルトリシアの中がサフィの力で満たされていく。それがあふれ出す前に、アルトリシアはさらに強く願った。
その瞬間、身体の奥底でなにかが弾ける。
「あ……」
アルトリシアはサフィに手を握られて目を閉じた。
(お願い、パパを……ここにいる人みんなを助けて)
触れた手のひらがひやりと冷たい。まるで水の中に手を浸しているかのようだ。
その冷たさが少しずつ伝わってアルトリシアの中に流れ込んでくる。
(これが魔石から力を引き出すってこと……?)
器に水を注ぐように、アルトリシアの中がサフィの力で満たされていく。それがあふれ出す前に、アルトリシアはさらに強く願った。
その瞬間、身体の奥底でなにかが弾ける。
「あ……」

