虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

「アルティを抱っこして、娘とお店屋さんをしてるパパですって売り込むんだよ! そうしたら、威嚇しないただのかっこいいパパになる!」

「別に威嚇など」

「してるんだよなァ」

 ゼノハルトが言い切る前に一刀両断したサフィが、首を鳴らしながら立ち上がる。

「俺も座ってないで手伝うか。ああいうふうにやりゃあいいんだろ」

 彼の視線の先には向かい側の店の売り子がいた。手には商品について書かれた紙があり、道行く人に配っては店へ来るよう声をかけている。

 しかしルブが訝しげな顔で兄に言った。

「兄貴にできるのかよ?」

「そこは俺サマの頑張り所ってやつ」

「……俺も手伝う」