虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

 その後ろで暇そうにしているのは、完全な人間の姿を取ったサフィとルブだ。

「俺もなにか手伝った方がいいよな?」

 ルブがそう言うも、空箱に座ったサフィが裾を引っ張って止める。

「ただでさえ狭いってのに、動き回ったら邪魔になるだろうが。パパの大きさを考えろよ」

「お前たちもそう変わらんだろう」

 ゼノハルトが言うのももっともで、サフィもルブも一般的な成人男性より背が高い。逆に平均より小さめのアルトリシアからすれば、全員同じくらいに思えた。

 だから、彼らは気づかなかったが、周囲からはかなり奇妙なものを見る目で見られていた。