まず、彼は魔獣を『生きた石』と呼んだ。そしてアルトリシアたち人間が呼ぶ魔石を『死んだ石』と呼ぶ。彼のように人の形を取れる魔獣は希少らしく、先ほど現れたような獣と自分とでまた明確に区別をしているようだ。人間よりも獣の姿の方が楽に取れる形だから、力のない魔石は獣でいるしかないのだという。
そんなサフィは本人いわく数千年前に核である石が欠け、長きに渡って眠りについていた。そこに力を与え、修復したのがアルトリシアだと言う。
「私、なんにもしてないよ?」
首を振りながら否定すると、反論される。
「したから俺がここにいるんだよ」
そんなサフィは本人いわく数千年前に核である石が欠け、長きに渡って眠りについていた。そこに力を与え、修復したのがアルトリシアだと言う。
「私、なんにもしてないよ?」
首を振りながら否定すると、反論される。
「したから俺がここにいるんだよ」

