「ありがとう、アルトリシア。魔石を扱えた話よりも、お前に父だと呼んでもらえたのがなによりもうれしい」
「……うん」
この瞬間まで、アルトリシアは自身が出来損ないではなかったのを伝えたくて、彼に早くその成果を渡したくてたまらなかった。しかし今、自分がずっとこの優しい男を父と呼びたかったのだと目が覚める思いを味わう。
「……パパ」
もう一度こぼした声は先ほどよりも小さかったが、ゼノハルトはきちんと受け止めて笑いかけた。彼がこんなにもうれしそうな顔をしたのは初めてで、アルトリシアの胸がいっぱいになる。
「……うん」
この瞬間まで、アルトリシアは自身が出来損ないではなかったのを伝えたくて、彼に早くその成果を渡したくてたまらなかった。しかし今、自分がずっとこの優しい男を父と呼びたかったのだと目が覚める思いを味わう。
「……パパ」
もう一度こぼした声は先ほどよりも小さかったが、ゼノハルトはきちんと受け止めて笑いかけた。彼がこんなにもうれしそうな顔をしたのは初めてで、アルトリシアの胸がいっぱいになる。

