アルトリシア本人には伝えていないが、サフィとルブがいるから許せたというのもあった。少女に対して好意的なふたりならば、目を離しはしないし、なにかあったときにもまずアルトリシアを優先して守るだろう。
しかし、魔石のふたりはゼノハルトの予想に反して別行動を選んだ。
遠方にいても連絡を取り合えるという性質から、万が一の際にすぐゼノハルトのもとへ連絡が行くよう、ルブが屋敷に残ったのだ。
「加工師さんは東の通りにある赤い屋根の店にいるんだよね?」
「って言ってたな」
「東ってどっち?」
「右だろ?」
アルトリシアは立ち止まり、自身の右手へ目を向けた。
しかし、魔石のふたりはゼノハルトの予想に反して別行動を選んだ。
遠方にいても連絡を取り合えるという性質から、万が一の際にすぐゼノハルトのもとへ連絡が行くよう、ルブが屋敷に残ったのだ。
「加工師さんは東の通りにある赤い屋根の店にいるんだよね?」
「って言ってたな」
「東ってどっち?」
「右だろ?」
アルトリシアは立ち止まり、自身の右手へ目を向けた。

