虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい

 今しがた考えていた彼女への想いを見透かされたようで虚を突かれる。ゼノハルトは訝しげにサフィを見つめ返したが、手は剣から離さない。

「説明が難しい上に長くなる」

「そういや、説明が下手なんだっけか」

 今のサフィをアルトリシアが知ったら驚いたかもしれない。ひどく挑戦的で、わざとゼノハルトを煽っているかのようだ。いつもの不敵な笑み絵もどこか冷たく、敵意に似た気配を感じさせる。

「私がこの子を引き受けた理由が必要なのか?」

「アルトリシアは普通の人間じゃねェ」